保証債務を相続する人

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父親が死亡した後、金融機関からの通知により、その父親が生前、知人の連帯保証人をしていたことが発覚、そして、その知人が父の死後に破産したので、連帯保証人である父親の相続人である自分に返済請求が届いた…法律相談を扱ったテレビ番組などで見掛ける設定です。見たことがあると思った人もいれば、実際に、類似の経験があるという人もいるかもしれません。
さて、このような場合、父親の連帯保証債務は引き継がねばならないのでしょうか。実は、法定相続人は、こうした連帯保証債務も相続することになります。ただし、こうした連帯保証債務を回避する方法として、相続放棄という方法があります。
もっとも、相続放棄によって、連帯保証債務を逃れることが可能となるは、この例のように、被相続人が、第三者の借金に関する連帯保証人となっていた場合です。相続人が被相続人の借金について連帯保証人となっていた場合には、相続放棄をしても借金の返済義務から逃れることはできません。
つまり、上の例のような知人ではなく、父親自身が、生前、金融機関から借金をしており、相続人である自分自身がその連帯保証人となっていた場合では、返済義務の回避はできないワケです。